FF7R小説「Traces of Two Pasts」エアリス編

興味のあるおもしろい小説は続きが気になるものの、それを読み終えるのがもったいなく感じてしまい、焦らしプレイみたいに読みたいけど読まないみたいなアホな読み方をしてしまいますw
そんなことをしながら、エアリス編も読み終わりました。
エアリスの話もおもしろかった。
以下、ネタバレありの感想です。




エアリスの過去の話相手はティファ。
ゲーム本編で言うなら、ジュノンからコスタ・デル・ソルへ向かう船に密航で乗り込んでいるときのシチュエーション。
回想話の間に時々挟まれる現在のふたりの会話にとても和みました。
ゲーム本編では描写のない、ふたりが仲良しとなっていく過程。
こうした会話を重ねて、互いのことを知って、ふたりが友達となっていったのかなと思うと彼女たちをますます好きになってしまいました。

そしてエアリスの過去話。
神羅ビルで監禁されていた頃の話から始まります。
エアリス親子がその神羅から逃亡できたのは協力者がいたからというのは納得。
娘を守るために逃げる手段を選んでいられなかったという母親の気持ち。
わからなくはないけど、なんていうか想像するにはあまりにリアルすぎて生々しくて、まあなんていうか野島さんっぽいなってw
ACの前日譚である小説で、クラウドとティファふたりがうまくいってない時の男女の生々しさを思い出しました^^;
まあそれはさておき、エアリスの本当の母親であるイファルナの前向きな明るさをエアリスはしっかり受け継いでいるなって思った。
エアリスが苦境をも楽しもうとするのは、お母さんからの言葉だったんだね。
ゲーム本編でのエアリスの数々の前向きな言動を補完してくれたようで、こういう描写はうれしい。

そして、育ての親であるエルミナとの出会いと生活。
エルミナはイファルナと対象的で、イファルナが物腰の柔らかい女性だとしたらエルミナはハキハキとした快活な女性って感じ。
改めてエルミナと一緒に暮らすことを確認する場面はちょっと泣いた。
エルミナの家がスラムで暮らす家にしてはかなり裕福なほうであったりする理由も小説で補完されてました。
あとエアリスが安全に暮らせていた理由も。
なにも知らなかったエアリスの心情を思うと、ここはなかなかしんどかったね。

私が想像していたエアリスの幼少期は、同世代の子があまりいない環境でさみしい子供時代を送っていたのかなと思っていたので、そうじゃないことがわかってちょっとうれしかった。
そして最後、神羅からの逃亡の協力者にゾッとしました。
エアリス本人の語りじゃない「絵画の中の調査隊」の話は、登場人物の関係性とか名前を覚えるのが苦手というのもあって、話を理解するのに時間がかかりました。
これがなかなか暗い話で、リメイクで見た監禁部屋の壁一面のお絵かきを見て、塔の上のラプンツェルみたい!なんてのんきなことを思っていた自分を恥じましたw

エアリスの過去の話、読む前はザックスの話も出てくるのかなと思っていたんだけど、クラウドの邪魔が入ったので聞けずじまい。
恨むぞクラウドw

総評として、ティファの話もエアリスの話も読んでておもしろかったです。
ふたりのことが好きな人なら楽しめるんじゃないかな。
あとこの小説を読んで思ったのは、FF7のゲーム本編全部を小説として読んでみたいなと思いました。
ゲーム中では描写しきれなかった出来事やキャラの心情なんかを濃厚に描いてくれたなら、何巻になろうが買いますよw
さあて、この連休でまた再読しようかな。

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